今日のデボーション聖書箇所
信仰生活
Scripture
マタイの福音書 12章10~13節
すると見よ、片手の萎えた人がいた。そこで彼らはイエスに「安息日に癒やすのは律法にかなっていますか」と質問した。イエスを訴えるためであった。
イエスは彼らに言われた。「あなたがたのうちのだれかが羊を一匹持っていて、もしその羊が安息日に穴に落ちたら、それをつかんで引き上げてやらないでしょうか。
人間は羊よりはるかに価値があります。それなら、安息日に良いことをするのは律法にかなっています。」
それからイエスはその人に「手を伸ばしなさい」と言われた。彼が手を伸ばすと、手は元どおりになり、もう一方の手のように良くなった。
Observation
私たちが何を優先にするかを改めて教えられた箇所でした。規則が私たちにとって大切です。それがないと不法がはびこり、暴力や略奪が起こります。平和が維持できないです。暴力的な人たちによって支配されることでしょう。
そうではなく、羊であってさえ助けるならば、人間にはもっと価値があるのです。今、この基準が曖昧になっています。人の命を大切だと言いながら、人の尊厳を奪うようなことをしている人がいます。
イエス様はそのような律法ではなく、人として癒やされることをされたのです。
18節から21節ではイエス様の預言が引用されています。(リビングバイブル訳)
「わたしのしもべを見よ。
彼こそわたしの選んだ者。
わたしが喜ぶ、わたしの愛する者。
わたしは彼の上にわたしの霊を置き、彼は国々をさばく。
彼は争わず、叫ぶことも大声をあげることもない。
弱い者を踏み倒さず、どんな小さな望みの火も消さない。
ついには、正義に勝利をもたらす。
彼の名こそ、全世界の希望となる。」(イザヤ42・1―4)
暴力的ではなく、人の尊厳を保つことをしながら、救いを完成させていくのです。
Application
今日はイエス様の姿勢から教えられました。自分が実践するのに大切なことは、「彼は争わず、叫ぶことも大声をあげることもない。弱い者を踏み倒さず、どんな小さな望みの火も消さない。」人間としての尊厳を保つこととして捉えました。
しかし、自分の中に怒りがわきがってくると尊厳を否定することだったり、怒りによって暴力的な思いが湧いてくるのです。イエス様の考えるように考え、語り、行動することができるようにしたいです。
そのためにも、怒りなどが出てきた時に祈り、その考えから離れていきます。
デボーションを通して神様の考えに戻して神様の救いの業を行うために、人の尊厳を大切にしていきます。
Prayer
天の父なる神様、あなたの御名を賛美します。今日も御言葉をありがとうございます。あなたがどれだけ人を大切にしているのか、愛しておられるのかがわかりました。自分の中にある怒りなどから罪を犯すことがないように、あなたのみことばに立ち帰ることができるように助けて下さい。今日もあなたの愛に満たされて、多くの人たちを愛することができるように助けて下さい。
私たちの救い主イエスキリストの御名でお祈りします。
アーメン!