2021年3月1日(月)になりました。
シェアリング・チャーチ・ホンモクを祈りを持ってはじめることになりました。
日本にあった宣教の方法を祈り求めていきました。メガチャーチのような方法も素晴らしいですし、キャンプ宣教ももちろん素晴らしいです。日本の伝統的な教会の姿や家庭集会という方法も素晴らしいです。すべてに一長一短がありますが、大切なことが一つあるのです。
それは、誰から福音が伝わったのか、どのようなコミュニティを形成するかが重要です。
このコミュニティの目的は何でしょうか。
それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての
造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」
He said to them, “Go into all the world and preach the gospel to all
creation. マルコの福音書16:15
コミュニティの目的は世界宣教
目的は世界宣教のためのコミュニティを形成するのです。コミュニティの最小単位は夫婦ですし、家族です。シェアリング・チャーチはホームチャーチを応援することを主眼としています。理由は、その地域にある家が宣教の拠点だということです。日本の働き方を考えると、日曜日は唯一の休みです。その日は礼拝の日となっています。サービス業の方は休むことができないと言うことがあります。
では、そのような中で私たちはどのようにしたら宣教の最前線になるのでしょうか。それは家主が家庭で礼拝をし、教えられたことを共有し、祈りあうという宣教の場にしていくことです。
コロナ渦の関係で教会はオンライン礼拝をするようになってきました。そのため、素晴らしいメッセージ動画がアップされています。賛美もアップされているのです。何か牧師の資格がないからとか言うのではなく、この賛美やメッセージ動画を利用して、人を誘ったらいいのです。そしてお互いに教えられたことを共有(シェア)をするのです。そのときに、各人の悩みを解決する最高の内容が与えられるでしょう。そのような家庭が拡がることで、宣教の働きが進んでいくのです。
シェアをする方法を共有することが牧者の働きに変わっていく!
牧者の働きの中心が、信徒にわかりやすく御言葉を食べさせるという考え方が中心であったと思います。ティーチング、コーチングの領域での関わり方です。しかし、人が自立し、弟子となり、自分で行動するための最高の方法はラーニングです。ティーチングやコーチングは必要ですが、先生やコーチに生徒を依存させることが多いのです。その結果、組織が内向きになり、守りの姿勢になります。これは、組織が必ずもつ課題であり前進を妨げる結果なのです。
このラーニングは、自分で学び、自分で教えられたことを実行するための教育方法であり、最も効果的な教育方法だと言われていますが、行う人は少ないです。
私は2011年からハワイで行われているニューホープのDCATカンファレンスに参加しました。そこで教わった方法は、デボーションでした。もちろん、それまでも行っていましたが、SOAPというデボーション方法を通して教えられたことを分かち合い、学びが深くなるだけでなく神様との時間をしっかりと取ることができるようになりました。はじめて聖書を読んだ人も、このデボーションで聖書の素晴らしさが分かるのです。牧師自身が教えられたことを分かち合う、そのコミュニティの人たちが聖書から教えられたことを分かち合うのです。教える必要はないのです。神様が育てて下さるのです。問題もすべて聖書からどんなことを教えられましたかと聞くだけで、本人が聖書から解決をしていくのです。それによって霊的に成長し、強い信仰を持つようになるのです。
礼拝はその流れの中にあって共に集まり、主の恵みに感謝し、礼拝をささげていくのです。礼拝は神様が私たちを招きに応えて賛美していくのです。それによって神様の力強い御手のわざを見ることができるようになるのです。
ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって
励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようでは
ありませんか。
not giving up meeting together, as some are in the habit of doing, but
encouraging one another—and all the more as you see the Day
approaching. ヘブル人への手紙 10:25
互いに益になるために、互いに仕え合う
宣教する働きで最も大切なことは聖霊の賜物を受け取ることです。使徒の働きにもあるように、宣教は聖霊と共に働くのです。それは神の臨在の中でのことであり、神様が私を通して働かれるのです。私たちには、それぞれ違う賜物が与えられています。だからこそ、お互いの益になるために、互いに仕え合う必要があるのです。
それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者
として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。
Each of you should use whatever gift you have received to serve others,
as faithful stewards of God’s grace in its various forms.
ペテロの手紙 第一 4:1
それぞれの賜物によって私たちはキリストの身体を建て上げていくのです。このキリストの身体を建て上げるためにすべての造られた人に福音を伝えるのです。福音を伝えるために聖霊の賜物を用いるのです。そのときに、神様の働きが拡がっていくのです。
シェアリング・チャーチの信条
いっさいのことを愛をもって行いなさい。
Do everything in Love. 1コリント16:14
私たちは、神様の命じておられることに従います。それは互いに愛し合うことで、神様を知らない人たちに証していくことです。愛の溢れているところに、人は集まりたくなります。批判や恐れがあるような所に人は行きたくありません。私たちが大切にすべきことは愛を持って行動することです。それは「ようこそ」「嬉しい」「素晴らしい」「ありがとう」という感謝の心です。
愛をもって行うためには、神様の愛が必要です。神様は私の罪を裁くお方であり、神様の基準では救われることのない者の罪を赦して下さっているのです。私たちは行いではなく、信仰によて義とされたのです。この神様の恵みに活かされていることに対する感謝がすべての原動力となるのです。
シェアリング・チャーチは、それぞれの家庭が宣教の拠点となるように、そのリードの方法をお伝えしていきます。またデボーションの方法であったり、そのシェアリングの方法をお伝えしています。
この働きのためにお祈りいただければ幸いです。
2021年3月1日
シェアリング・チャーチ
牧師 篠田真宏